あれから丸二日 君の声を聞いてない。
どこかで歯車が狂ったのだろうか。
それともこれが俗に言う“運命のイタズラ”ってヤツなのだろうか。
「う… ん…」
思考回路が働かなくてぼんやりしたその顔は僕の不安を一瞬で取り除いてくれる。
何本も繋がった管は痛々しく見えるが、それもきっと直に取れるだろう。
「よく頑張ったね… ゆっくり休みな」
頭を撫でてやると、再び寝息が聞こえ始める。
幼い頃もこんなことがあったっけ。
君は覚えてないかもしれないけれど…
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