杏奈ちゃんの恋事情










走ってついた場所は、少し家から距離のある1つの公園だった















…スマホを出すと時刻は7時


暗くなってきた…

どうしよう…
私…ここから家まで、どうやって帰ればいいの?


なにも考えずに走ったから、来た道おぼえてない。

あ、スマホ。


私は電源を入れる。



『なんで…つかないの?』


なんどもボタンを押しているのに、つかない



『充電切れ…?』


さっきまでついてたのに…



…ごめんね、お姉ちゃん
約束、守れないかも

…こんな辛い恋…終わらせたい…
でも…
好きなの。まだ、好きなの…



?「…はぁ…はぁ…」


ベンチに座っていた私の目の前には息の切れている…



『お姉ちゃん…』



杏「心配した」


息を整えながら、私を抱きしめる



『…うぅ…』


涙が止まらなくて、私はお姉ちゃんを抱きしめ返す




side 優月 end