『…それで、優月はどこ?』
大「わかんねぇ
さっき、姉ちゃんから「探すな」ってメールが来て」
『ばか。』
大「俺、どーしたらいーかわかんない」
大切だからこそ、真剣に悩んでる大貴。
侑李も山田も、平気そうな顔して心の中では心配してる
伊野ちゃんは、答えは出てるよね
『伊野ちゃんに今日は泊まってけって言って、山田もついでに』
大「え」
『私は優月探してくる』
スマホを出して時間を確認すると、6時を回っていた
『ご飯は、作れる…よね
山田に作ってもらって』
大「俺らも行く」
『…ありがと
でもお姉ちゃんが行かなきゃ
大貴は伊野ちゃん見てて』
私は大貴の頭を撫でて、部屋を飛び出した

