ハルは優しくて、ふわっとしてて。
中学から続けているバスケをやっているときはかっこよくて。

告白したい。そう思うけれどなかなか踏み出せない。

___
ガラガラッ
クラスの扉を開けるとチャイムがなる直前で、教室にはほとんどのクラスメイトが集まっていた。
「琴子、おはよう。今日遅かったなぁ!なんかあった?」
声をかけてきたのはハルじゃなくて幼馴染の翔。