一通り話し終えると……

 「良かったじゃん!」
マドカは微笑んだ。

 「うん」

 「いつも、お姫様の優奈ばかりがいい思いする合コンもさ、つまらないもん!
私らは優奈の引き立て役じゃないし、たまには優奈以外にいい思いする人が居ないと、やってらんないじゃん!」


 私がマドカと仲良くて、マドカを好きなのは、正直な正統派であり、私が心の中で、モヤモヤしながら抱えている言葉を、いいタイミングで言ってくれたりする。

 スカッとさせてくれて、例え、合コンではピエロや汚れキャラ的になろうとも、芯がある女であり続ける。


 サバサバしていて、女性から見ても男前過ぎちゃうほど、カッコイイ女でありながら……

 ルックスは私がクマなら、マドカはヒラメなのだ……

 性格美人であっても、目と目の間隔が少し離れ気味なところが…少し残念。

 だけど、私が男ならマドカのようなサッパリした女性に好意を抱くだろう……


 ハッキリ言葉にする女は、潔さすら感じ、裏表のなさを感じる。

 また、滲み出る優しさや気遣いもある。

 そういう女こそ、幸せになって欲しいと思ってしまう。


 フレーフレー マドカ!
女にしとくの、勿体無い!