「華、セックスは、お互いの欲求の球を相手に投げ合う、キャツチボールみたいなもんよ?
 華が感じれば、俺も嬉しい…」


 ギュッと私を抱きしめ、真っ直ぐな瞳を向け、甘く囁くアキ。



 「……私の身体で大丈夫?………」

 「華、ムラムラしなきゃ、バスルームまで追いかけたりしないよ。

 キスした後、したくてしたくて堪らなくなった。

 待ってる時間が勿体無いなく感じて、つい…ね…素直な行動に出ちゃったよ。

 引かれるかな?って覚悟したけど、俺は抑えらんなかった。

 こういう変化球はダメ?」


「……ダメじゃない……
びっくりしたし、恥ずかしかったよ。
 でも、嬉しかった。
求められるって、こういう事なのかなって?
 ただ、そういうの、慣れてなくて…」


「 慣れなくても大丈夫!
感じるままでいいから。
男のスケベ心を、恥じらいながら笑う女になって!

 そうすれば‥‥もっと楽しくなる。
そんな女に男も本気の直球を投げたくなる」


 楽しくかぁ………
まだまだドキドキの方が先だよ……

 でも、エッチだね……

 うん、楽しんでるのかな?

 アキの仕掛けるマジックに…