「こ…この子ですッ。身の程もわきまえないでシェルメールブランドを汚そうとしている子です。そんな子が無断で作った衣装なんてあってはいけないんですッ。」
「…やはりそうか。ここに乗り込んで来た理由はそれだったか。」
湊お兄ちゃんの声にハッとした。
「ど…どうしてここに…?」
私が聞くと
「別に文化祭を見に来たワケじゃないよ。生徒会が関わってない3年生のファッションショーにスペシャルゲストのモデルとデザイナーとして呼ばれたんだよ。」
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