旅行から帰った足で

二人で行った


羊子ははじめてみる屋敷にびっくりした



「おぉ、羊子か?大きくなって
元気か?お見合いする気になったか?」


「私は、伊織さんと一緒にいたい、お見合いはしたくない」


「俺は羊子を手放したくない、傍においておきたい」



渋い顔して
「伊織は、会社潰されたらどうするのか?」


「俺の会社が易々とつぶれる訳がない」




「わかった、伊織がそこまて言うなら、羊子を幸せにしてくれ」






「羊子は、いい人脈を沢山持っている、大切にしろよ」



「はい、父の御友人です
それも父からの形見だと思って」


「あいつらなら、何かあれば助けてくれる」








「なんだろ?簡単に終わった?見合いはなんだたんだろ?」


「本当なんだったんだろねぇ」