部屋に着くなり幸治さんは私をベッドに押し倒した。






「キャッ!」







構わず続ける幸治さんに、私は






「待って、待ってくださいっ」






タイムをかけた。     






これだけはちゃんと言わなきゃ。






「あ、あの、」







「ん?」






「キスマーク・・・・・・」






「もっと欲しい?」






「違っ!!






違います・・・・・・






その今日のお風呂で、たくさんついてて・・・・・・。







少し恥ずかしくて。







それから、旅行から帰ってから、健診が・・・・・・。








幸治さんの顔を見ずに言った。







顔を見てなんて、恥ずかしくていえない。







幸治さん・・・・・・







傷付けちゃったかな?






チラッと幸治さんを見ると。






「じゃあ見られないところならいいのね。」






え?え?え?







上から、腋の下、おへその下へ。







一番恥ずかしいところにも・・・・・・。







「あっ・・・・・・、」






幸治さん、それキス?
      






ヤバイ・・・・・・。限界かも。






「あっ・・・・・・!?」







「これ、そんなに好きなんだ。」    







意地悪な顔をして、また私の下に顔を埋める幸治さん。



 
 


何度限界に達したのか分からない。





意識が朦朧としてる。






ボーっとした頭で考える。






気付くと幸治さんは私に覆い被さっている。





一日にこんなに何度も、繋がってる。






嬉しくて涙がこぼれた。 

 



「ご、ごめん。辛かったか?」 





幸治さんが、驚いた顔で私を見る。






「嬉しくって・・・・・・」






そういうと再び幸治さんにスイッチが入った。






それから夜中まで、幸治さんと繋がった。

 



私は最後にはそのまま眠りに落ちてしまった。