「やっぱり、熱が上がってきてるね。
これから吸入しようか。」
私に同意を求めてるけど、決定事項だよね?
という顔で進藤先生を見れば、
「さあ、処置室行こう。」
はい。
と心の中で返事をして、支度をした。
処置室に行くと、そっこう吸入。
そして、普段よりも・・・・・・。
「ゲホッ!!!ゲホゲホゲホっ!」
むせて苦しいよ・・・・・・。
やっぱりなって顔の進藤先生。
一回目の吸入が終わり、チラッと進藤先生を見上げる。
「そんな可愛い顔して見ても、ダメ!
はい、もう一度ー。」
やっぱりな。
今度は私。
そして三回の吸入を終えて部屋に戻ると、へとへとになっていた。
熱冷ましに看護師さんが持ってきてくれた氷枕が心地好くて、気付いたら寝ていた。



