未知の世界4


「やっぱり、熱が上がってきてるね。






これから吸入しようか。」






私に同意を求めてるけど、決定事項だよね?






という顔で進藤先生を見れば、







「さあ、処置室行こう。」





はい。




と心の中で返事をして、支度をした。







処置室に行くと、そっこう吸入。







そして、普段よりも・・・・・・。







「ゲホッ!!!ゲホゲホゲホっ!」







むせて苦しいよ・・・・・・。






やっぱりなって顔の進藤先生。







一回目の吸入が終わり、チラッと進藤先生を見上げる。






「そんな可愛い顔して見ても、ダメ!





はい、もう一度ー。」







やっぱりな。






今度は私。







そして三回の吸入を終えて部屋に戻ると、へとへとになっていた。






熱冷ましに看護師さんが持ってきてくれた氷枕が心地好くて、気付いたら寝ていた。