未知の世界4


朝を迎えたかなは、なかなか起きられないでいた。






昨夜の出来事に興奮して、なかなか寝付けなかった。







夜から胸がざわつくような気分・・・・・・。






疲れたのかな・・・・・・。






かなはベッドから下りず、横になったままでいた。







ガラッ







「おはよう、かなちゃん。」







そう言って入ってきたのは主治医の進藤先生だった。







「珍しいね。まだ寝てた?」







優しい笑顔で、でもどこか真剣な眼差しで私の顔を覗き込む。







つい顔を隠したくなって、俯いた。







「どれどれ、早いところ診察しようかな。」







もう笑顔は消えて、私に向き合うように丸椅子に座った。







首にかけていた聴診器を耳につけ、私の服をまくる。






私の背中に片手を当てて、私の体が近づくように寄せて、反対の片手は聴診器を持っている。







はぁ、何度受けても緊張する診察。







体もはっきり言って、怠い。








そんなときは尚更、聴診の時間が長く感じるし、肺も心臓もいい音がしてない気がする・・・・・・。






実際、そうなのかもしれない。







だって、進藤先生の顔、いつもより一段と険しいんだもん・・・・・・。








そんなことを考えていると、進藤先生は耳に当てていた聴診器を外した。






「はい、口開けてね。」







と言われ、私の背後に回っていた看護師さんに頭を上に向けさせられる。







「ぁあーーーー。」






いつものように口を開けて声を出す。







「ケホッ」






口を開けたせいで、喉が軽く乾いて咳が出た。






最後にリンパを触られる。






「ん、少し熱いね。






もう一度、熱を測ってみようか。」







そう言われ体温計を脇に挟む。






もう一度?既に体温、測られてたんだ。






寝てたからしらなかった。







ピピッ







なんてボーっとしながら考えていると、体温計が鳴る。