警備員室で事情を話し、すぐに警備員と良子の元へ走った。
「ハァハァハァハア!」
良子は意識を飛ばすことなく、荒い呼吸をしていた。
「もう先生が来るからね。大きく息を吸って。」
かなは良子を落ち着かせて、楽な姿勢にさせた。
「もう大丈夫だからね。」
何度もそう優しく声をかけた。
良子もかなの膝の上で落ち着いたのか、呼吸はすっかり落ち着きを取り戻していた。
タッタッタッ!
廊下の奥から白衣を来た誰かが走って来るのがわかった。
「ここです!」
かなは大きな声で呼んだ。
そして近づいてきた白衣の人物は、
「かなっ!」
幸治だった。
「幸治さん、説明は後にします。
5分ほど前に発作が起きて、今は発作が止まって、呼吸も落ち着いてます。」
冷静に話すかなに幸治も落ち着いて対処した。
良子はすぐに近くの救命センターで処置をされた。
かなは良子が心配だったが、病室に戻ることにした。



