ガシツ かなが素早く動いたおかげで、良子を掴まえることができたが、 良子は発作が始まっていた。 「ッーーーーーーーーーーーー!!!」 声にならない声がかすかに聞こえながら、良子は自分の腕を掴んでいたかなの手にしがみつく。 そして胸を抑えて崩れ落ちた。 「大丈夫よ!大丈夫! すぐ先生を呼ぶから!」 かなは焦りながらも、良子の手を離し、一階の警備員室まで走った。 一階は暗くなっていたので、明かりのついた警備員室は、すぐに分かった。