未知の世界4


「ねぇ、君、ジュース飲んでも大丈夫なの?」





突然声をかけられた女子高生は、驚いた顔で私を見た。





「はぁ?関係ないでしょ?」





すごく冷たく返してくる女子高生。





でも、どこかヤバイと感じたのか、焦っているようにも感じた。





「その腕のバンド。





あなた、心臓を患ってるんじゃないの?」





そういい、バンドを指差すと、




「うるさいなぁ!」





と言うと、飲んでいたジュースを近くの洗面器に流し、早歩きで待合室を立ち去って行った。






大丈夫かな、あのこ。





自分でもいけないことをしているという自覚はあるのだろう。





でなきゃ、ジュースを捨てたりなんてしない。