「ねぇ、君、ジュース飲んでも大丈夫なの?」
突然声をかけられた女子高生は、驚いた顔で私を見た。
「はぁ?関係ないでしょ?」
すごく冷たく返してくる女子高生。
でも、どこかヤバイと感じたのか、焦っているようにも感じた。
「その腕のバンド。
あなた、心臓を患ってるんじゃないの?」
そういい、バンドを指差すと、
「うるさいなぁ!」
と言うと、飲んでいたジュースを近くの洗面器に流し、早歩きで待合室を立ち去って行った。
大丈夫かな、あのこ。
自分でもいけないことをしているという自覚はあるのだろう。
でなきゃ、ジュースを捨てたりなんてしない。



