大学、一時間目。
昨日家にいたときより、手に長いこと力を入れてるせいか、水膨れで手が痛い。
早く治らないかな。
とにかく次の時間は講義が入ってないから、医務室に相談にいこう。
コンコン
「失礼します。」
「どうぞ。」
いつかお世話になったことのある女性の養護員さん。
「あれ、久しぶりだわね。どうしたの?」
「あ、あの・・・・・・。これ。」
そういって右手の平を差し出す。
「あらぁっ!大きな水膨れ!!!
これはひどいわね!!!
水膨れはね、自然に潰れるのが一番いいのだけど、こんなところにこんな大きな水膨れだと、何かの拍子に潰れそうね。」
「はい、ペンを持つ時に痛くて力が入らなくて・・・・・・。」
「そうね。潰れて汁が出てきた時にばい菌が入らないように、ガーゼを当てて手当てしておきましょう。」
そういうと、テキパキとガーゼに包帯を軽く巻いてくれた。
「ありがとうございました。」
と頭を下げると、医務室を後にした。
廊下を歩きながら、痛みが引いた手の平を見てみたけど、こんな大きく手当てしてあると、返って目立ち、帰ったら幸治さんにばれてしまう。
これは帰る前に外さないと・・・・・・。



