「あれ?」
頭に乗せた冷たいタオルを外しながら、ベッドに寝ていた幸治さんが起きた。
「幸治さん、体調はどうですか?
今朝より熱は下がってますけど、病院行きますか?」
「いや、大丈夫そう。」
「はい、計ってください。」
いつもは私が看病される立場だけど、今日は私が看病する方。
「うん・・・・・・。」
ピピッ
37度5分。
「あぁ、良かったぁ!
だいぶ下がってますね。
おかゆを作ってあるので、食べますか?」
「あぁ、ありがとう。今何時?」
「今はお昼の1時です。今朝38度も熱があることに気付いて。
幸治さん起きないから、薬を飲んでもらえなくて、氷でこんなに下がるなんて。
免疫力、ありますね。」
感心した。
「そうだったのか。ごめんな、心配かけて。」
「大丈夫ですよ!たまには私が幸治さんを看ますよ。」
私はおかゆと薬取りにキッチンに向かった。
幸治さんの熱、下がって良かった。
着替えもしてもらおうかな。
なんていろいろ考えながらおかゆを提げたお盆を持つ手に力をいれた。
「ぃたっ!!!」
忘れてた・・・・・・。
昨日のやけど。水膨れになってる。
とりあえず、幸治さんに気付かれないようにしなくちゃ。



