大学から帰ってくると、久しぶりだったうえに長いことカフェにいたので、疲れて部屋で寝てしまった。
「・・・・・・な。
・・・・・・かな?」
呼ばれてる気がして、目を覚ますと、そこには幸治さんがいた。
私は勉強机の椅子に座って寝てしまったみたい。
「疲れてたんだな。風邪引いてないか?」
と額に手を当てる。
「ん、大丈夫だな。
軽く喉見せて。」
と言われ、寝ぼけながら口を開ける。
「大丈夫だな。寝起きだから何か着てリビングに来いよ。」
少しずつ目が覚めてきて、時計を見ると、
ハッ!
「もうこんな時間!ご飯何もしてない!」
既に夜の8時だった。
「大丈夫。あるもので作ったから。リビング行こう。」
わぁー、やっちゃった!
「ごめんなさい。」
そういうと幸治さんは振り返り、
「大丈夫だから。来年から仕事始まったら、俺もやっていかないと。
研修医は大変だぞ。」
そうか・・・・・・。
結婚するけど研修医にもなるんだ。
結婚式を1年後に控えて、ウキウキしてたけど、仕事を始めたらって考えると・・・・・・。
幸治さんの言葉を考えていると、
「どうした?」
リビングでテーブルについたら幸治さんから声をかけられた。
今の気持ちを言えば、きっと楽になるんだろうけど、まだ一年先のことにこんなに不安になってると幸治さんが知れば、結婚式が延期
なっちゃうかもしれない。
きっと大丈夫。
「ううん、何でもありません。」
そう返事をした。



