未知の世界4


ふぅ。緊張するな。







一呼吸おいてから。







「実はね、私、ずっと前から一緒に住んでる幸治さんのことが好きで・・・・・・。」






と二人がこの言葉を聞いて、どんな反応をするか見てみる。






あれ?無反応。



 


「『で?』」









たけるとまいが口をそろえていう。






「え?」







「いやいや、そんなこと前から知ってたから。続きを・・・・・・」






「ぇえ!!!!」





つい声を上げてしまった。







「何度かお見舞いに行ってて、佐藤先生とかなを見てきたけど、お互い好きなんでしょ?」






さらっとまいが言う。







「は、はい・・・・・・。よく分かったね。」






なんで分かっちゃったかな。







「それでそれで?」






「幸治さんの親にも認めてもらって、来年、結婚式を挙げることになりました。






その日が3月なんだけど、二人とも参加してくれるかな?」







「『もちろんっ!おめでとう!』」







『そうだと思った!』





たけるが得意そうに言う。






「うん、私も!






でもまさかかなが、自分たちのことを私たちが気付いてないとは思ってもなかった。





っていうことは・・・・・・。かなはまだ気付いてないよね?」






「何を?」







「エヘン!





私とたけるのこと・・・・・・。」






というとさっきまで大きな顔をしていたまいが、モジモジしながらたけるを見た。






え?ということは・・・・・・。







「ぇえー!!!!!!ふ、二人、付き合ってたの!?」






また大きな声を出してしまった。







「うん。やっぱり知らなかったね。」






「知らなかった!二人以外に大学の友達がそんなにいないから、二人のことを他の人から聞くことはないから。で、いつから?」







『まぁ、俺がアメリカから帰ってきてからだから、かなは手術に入院に、気づける訳がないんだけどね。』





たけるが説明する。





遅れて知ったけど、すごく嬉しかった!







「そうなんだね、二人ともおめでとう!!!」






「そっかぁ、かなは後一年で結婚かぁ。






まぁ、今まで奥様同様のことをしてたんだし。





何も変わらないよね。」





「奥様同様って!!!婚約したけど、そんな彼女と彼氏らしいことをほとんどしてないから・・・・・・。」







「え!?そうなの!?





佐藤先生って、意外だね!」





『それほどかなを想ってるってことだろ?』







とたけるがまいに言う。






「そうだね、お幸せにね!何か式の準備で手伝えることがあったら言ってね!私、お姉ちゃんの結婚式の準備に、すごい付き合わされたから。」





「よろしくお願いします。師匠!」





私は深々と頭を下げる。





本当にいい友達を持ったな。