未知の世界4


医局に戻ると、私たち当直以外に残っていたのは数人の先生方だった。

 
  



医局の中にある休憩室でこれから面談する旨を、石川先生が他の先生方に伝え、面談室に二人で入ると外から見えないようにカーテンを閉めた。



  
 
  
指導員と研修生との面談なので、個室にカーテンを閉めても何ら誰もやましく思うようなことはない。


 

  
 
他の先生よりも当の私は、突然の面談に、さらに先程の発作で石川先生を怒らせてしまったと思うと、緊張が走った。

      




休憩室に置かれたソファに腰掛けるよう促される。


  



ソファの前には机があり、その前にはソファが置かれているので、石川先生は私の反対側のソファに座るもんだと思っていた。



      

   
ドスッ!!!




   

え?     






横を見れば石川先生が私の方を向いて座っている。







驚いた私の顔を石川先生が見ている。
      



 


あ・・・・・・れ?         







「聴診するから服上げて。」
     






そう、石川先生の首には、聴診器がいつでも使えるように引っ掛かっていた・・・・・・。