未知の世界4


翌日は当直だった。





朝から仕事をして、その夜から朝にかけて当直体制となる。




昨日早川先生に、今日石川先生に持病のことを話すと言ってしまったので、必ず・・・・・・今日、話さなくちゃ、、、





と思いながら、既に一日が経とうとしている。






今日は夕方もバタバタしてたので、検査室で吸入ができずにいた。






「ケホケホっ!」






救急の応援をして、石川先生と医局に戻る途中、咳込んだ。





チラッと前を歩く石川先生を見るけど、こちらは気にしていないみたい。





良かった・・・・・・、ち、違う!





今日は言わないといけない。





ここは今っ!!!






「あ、あの・・・・・・。」








と声をかけてみる。







「ん・・・・・・?」







前を歩く石川先生が、私を振り返った瞬間、

    






トゥルルルルル







PHSが鳴った。  






 
すぐに石川先生が出ると、入院患者の容態が急変したみたい。







前を足早に行く石川先生が、階段を使って小児科へと向かう。







背の高い石川先生に、ついていくのに必死で私は走る形となった。








・・・・・・・・・・・・・・・・・・









幸い、急変していた患者は、石川先生の適切な処置によって、ひどくなることはなかった。





病室からの帰り、医局へ行く前にちょっとお手洗いへ。