幸治さんが帰ってきてもいいように、ご飯の準備。
帰ってきたらなんて言おう・・・・・・。
わかんない。
なんて考えていると、こういうときの時間の流れは早くて、幸治さんが帰宅。
「痛みはどうだ?」
帰ってくるなり体調を心配してくれる幸治さん。
「もう・・・・・・すっかりよくなりました。
進藤先生がお昼から来てくれて。」
幸治さんの顔を見れないまま話す。
すると、
「ぃだいっ!!!」
幸治さんに両手で両頬をつままれた。
「そんな暗い顔してないで、ちゃんと食べれるところを見せなさいっ!」
「ふぁいっ!!!」
痛ぃ・・・・・・。
顔に跡ができるくらいつままれて、ようやく離してくれた。
ほとんどお風呂の後のご飯だけど、今日は先にご飯。
「ちゃんと食べれるところを見せてくれ。」
そういわれても・・・・・・。
食べれるのにわじと食べれないフリをしてる訳ではないのに。
食べたいとも思わないけど、食べようとしても食べられないだけなのに・・・・・・。
私が箸を動かすのをじっと見ている幸治さん。
仕方なく、みそ汁に手をつける。
ご飯を少し口に入れ、またみそ汁。
ちょっとしかお皿によそってないおかずを少しだけ箸でつまむ。
口に入れる。
う・・・・・・。
作っておきながら、食べる気がしない。
なんでこうなったのか・・・・・・。
心臓を悪くしてから、食欲が落ちた。
精神的に弱くなってる時、忙しくて体力的にダウンしてる時は、すぐに食欲に現れる。
なんでだろう・・・・・・。
「手が止まってるぞ。」
ボーッとしていると忠告される・・・・・・。
「・・・・・・はい。」
なかなか減らない。
思い切りかきこんでみるけど、飲み込めない。
「今日はこの残りのみそ汁食べたら、いいぞ。」
そういわれ、みそ汁を口に流し込む。
「すごい辛そうだな・・・・・・。」
辛いです。トイレに行きたいです。
でも食事中だから良くないよね・・・・・・。
結局、幸治さんの食べ終わり、お風呂に入るのを待ってトイレへ駆け込んだ。



