「忙しくてっていうよりも、本当、食欲がないんですよね。」
「そうみたいだね。働き始めてすぐに食堂で見かけたけど、食欲なさそうだったしね。点滴で栄養入れようか?」
点滴!?
「い、いや、そこまでしなくても大丈夫です!!!」
「ハハハ!
でも本当にこれから食べられないようなら、そうするしかないよ。
医者の仕事は体力勝負だから、体力がなくなっちゃったら気力があっても続かないからね」
「はい・・・・・・。ちゃんと食べます。」
「まぁ、幸治くんとは早く仲直りして、元気なかなちゃんを明日から見せてよ。」
そういって、残ったコーヒーを飲み干し、持ってきた診療かばんを片付けて立ち上がると、進藤先生は帰って行った。
はぁ。仲直りかぁ。
ケンカというより一方的に怒られてただけなんだけどな。



