未知の世界4


「忙しくてっていうよりも、本当、食欲がないんですよね。」






「そうみたいだね。働き始めてすぐに食堂で見かけたけど、食欲なさそうだったしね。点滴で栄養入れようか?」







点滴!?






「い、いや、そこまでしなくても大丈夫です!!!」






「ハハハ!






でも本当にこれから食べられないようなら、そうするしかないよ。






医者の仕事は体力勝負だから、体力がなくなっちゃったら気力があっても続かないからね」






「はい・・・・・・。ちゃんと食べます。」






「まぁ、幸治くんとは早く仲直りして、元気なかなちゃんを明日から見せてよ。」






そういって、残ったコーヒーを飲み干し、持ってきた診療かばんを片付けて立ち上がると、進藤先生は帰って行った。






はぁ。仲直りかぁ。







ケンカというより一方的に怒られてただけなんだけどな。