トントントン
「かな、まだ寝てるのか?
仕事、行ってくるから。」
その声を聞いて、目が覚めた。
起きていって、会わす顔がない。
私が悪いのかな・・・・・・。なんか妙な罪悪感。
何も返事をしないと、幸治さんは家を出て行った。
少しして、一人でいることに、急に不安になった。
「ゲホッ!!!ゲホッ!!!
ハァハァハァ。
ゲホゲホゲホっ!!!」
突然、喘息の発作が出てくる。
苦しっ・・・・・・。
吸入器はこの部屋にはない。
いつもなら寝室にもおいてあるけど、こういう時に限って・・・・・・。
「ハァハァハァ。
ふぅ~」
しばらくすると、落ち着いてきた。
そういえば・・・・・・。
数日前に、そして一昨日の夜にも全速力で走ってたんだった。
それに自分の判断で吸入をしなくちゃいけないのに、してなかった。
ヤバい・・・・・・。
これを知られたら、幸治さんはもちろん、進藤先生も・・・・・・。
今は発作が起きないように、家にある吸入をして、少しでも寝て体力をもたせることだね・・・・・・。



