今日初めて喉を通っていく食べ物は、お茶だったことに、夕食時に気付いた。
気付くと喉が乾いてきた。
ごくごく飲んでいると、
「もしかして、かな・・・・・・。
何も口にしてなかったんじゃ。」
と怖い顔で尋ねる幸治さん。
小さく頷く。
「バカッ!」
ビクッ!!!
いつもより大きな声で怒られた。
「最近食べてなくても、忙しいと思って黙ってたのに、
水分もとらないなんて!
脱水症の恐ろしさくらい知ってるだろ?」
これは、ヤバい。幸治さんの顔が見れない。
「・・・・・・ごめんなさい。」
「謝って欲しいんじゃない。
このくらい自己管理できるだろ?」
「・・・・・・。」
もう何言っていいのかわかんない。
気付くと立ち上がっていた。
「座れ。
座って最後まで食べろ。」
言い終わる前に部屋に走った。
結局お茶しか飲まずに、夕食を終えた。



