ピッピッピッ、、、、、、
規則正しく機械の音が鳴り響く処置室。
脳にも心臓にも異常がなかった。
ただ、全身の打撲で寝ていても体が痛む。
未来ちゃんをゲームセンターで見つけたときに、突き飛ばされた時の打撲に重なって、痛みが大きい。
それをさっき幸治さんに話したところ・・・・・・。
「なんですぐに言わなかったんだよ。」
「打撲だから、すぐに治ると思って。」
「はぁ。
今日のことは進藤先生にも報告しとくからな。」
なんでも筒抜け・・・・・・。
「それから、明日、明後日は休養とるようにって、医局長から。」
「えっ!!!」
「えっじゃない!
ちゃんと言っていればこんなひどい怪我にならなかったかも知れないんだからな。」
そんなぁ・・・・・・。貴重な研修期間。
それから早川先生がやってきて、悠斗くんには異常がなかったことが分かった。
悠斗くんから話を聞いたところ、やはり周りが退院していく中での焦り、部活が最後の大会を迎えてしまうことの不安でいっぱいだったらしい。
何もかも嫌になって、屋上の屋根に登って飛び降りたけど、まさか私が下敷きになるとは思ってもなくて、自分のしたことをものすごく反省していたみたい。
自分の過ちに気付いてくれたなら、それで良かった。
怪我もなかったようだし。
その日も帰ると日が替わっていた。



