病院に着いて、担当の看護師に引き継ぎ、医局に戻って早川先生に車の中での話をした。
医局の中で私の話を聞いていた人の中には、入院期間が短くて「そんなこと思う?」っていう人もいた。
きっとこの気持ちは、入院した人にしか分からない。
しかも突然、その場に置かれた人にしか。
その話を聞いた早川先生は、
「そうだったんだね。僕の言葉も彼女には追い撃ちをかけるものがあったんだね。
これから診察してくる。かなちゃんは、ここにいてくれる?ゆっくり話してくるよ。」
そういうと立ち上がり、医局を後にした。
早川先生は、本当に人の気持ちの分かる人だ。
こんな人が指導員で、良かった。



