未知の世界4


駐車場においてある救急車に私と未来ちゃんが乗る。





幸治さんは病院に連絡。





「未来ちゃん、今朝のことを気にしてる?」






小さく頷く未来ちゃん。






「私も未来ちゃんと同じように・・・・・・吸ってたよ。」






え?と私の顔を見上げる未来ちゃん。





「他の子には内緒だよ。





それが原因で、今も喘息患ってる。」






「え?先生が!?」






「そう。





まさかタバコで喘息になるなんて思ってもなかった。






今でも自分の過ちで、生活に支障を来してる。





こんな恥ずかしいことはないよね。」






「・・・・・・私、初めての入院で。





正直、一日目でもどうしたらいいか分からなかった。






何かあったらナースコールしてって言われても、何をどう喋ったらいいか分からないし。






知らない人たちばかりだし。






だから、ずっと辛くて・・・・・・。





でも大部屋になった時、皆が平然としてるの見て、私も暗い気持ちにならないようにって、努めて明るくしてた。





でも、今朝、男の先生に注意されて・・・・・・。



  
  
数日間しか入院しないかもしれないけど、長い間入院してる子たちと同じように、私だって辛い想いしてるのにって・・・・・・。





そう思ったら・・・・・・。嫌になってきて。






病院抜け出して、悪いことしてやろうって・・・・・・。





あまり好きじゃないけど、前にタバコを友達から教えてもらって、それで・・・・・・。」





最後は言葉に詰まりながら話す未来ちゃん。





私はそっと彼女を抱きしめた。





「辛かったね。   






話してくれてありがとう。」






そういうと、そらに嗚咽をもらしながら泣いた。





その様子を外から見ていた幸治さんは、車に入らず、外で待っていてくれた。