「おはようございます。」
翌朝は意外と体がスッキリしていた。
朝はたけると早く医局に着いて、先生方にコーヒーやお茶を出す。
数人来たところで、幸治さんも登場。
実は、朝は会っていなかった。
昨日みたいに遅い夜は、朝がいつもより遅めに起きて家を出る幸治さんのことを知っていたので、朝食を用意して先に出てきた。
「かな。」
静かに私を呼ぶ幸治さんのところへ行くと、
あれ?怒ってる?
「昨日遅い上にあんなに貧血起こしてたんだ。
こんなに早く来なくてもいいんだぞ。」
小さな声で、でも口調は強い。
「は、はい・・・・・・。」
でも、若手は早く出勤してこうやってお茶出ししないと。
私とたけるしかいないし。
そんなことをこの場で言える訳でもなく、私は返事をして業務に戻った。



