救急へ着くと、そこには中学生か高校生かと思われる子供たちが全身に怪我を負っていた。
ひどい子はストレッチャーの上で意識がない。
私はあらかじめ早川先生につくこと、そしてたけるは幸治さんにつくことを聞いていたので、それぞれ先生の元に走った。
「早川先生っ!!!医局長に言われてこちらに来ました。何か手伝えることはありますか?」
意識のない男の子に処置をしていた早川先生に声をかけた。
『そうだね、この子の頭を抑えて。』
「はいっ!」
私は意識のない男の子に
「ごめんね、頭を抑えるよ。」
と声をかけてから、両手で頭を抑えた。
早川先生は見事に気管挿管を終える。
そして、外傷を看護師と処置し、すぐに検査へ回していく。
その間に私は早川先生について、他の患者へ向かう。
ストレッチャーの上の患者が終わると、次は廊下に出ている患者の処置。
そんなこんなで、終わってみると夜の10時を過ぎていた。
医局に戻ると「疲れたぁ」と口々に医者たちは言っているものの、すぐに帰る準備を進めた。



