未知の世界4


ようやく手続きの話が終わり、最後にこれからお世話になる小児科へ、たけると向かった。







ふぅ、緊張するな。






と医局を尋ねると、医局には人がほとんどいなかった。



 
「あ!君達!





今度小児科に配属の研修生だよねっ!!!」





声をかけてきたのは、見覚えのある先生・・・・・・。





胸の名札にある肩書きで、はっきりした。





医局長っ!!!






かつてこの病院で逃げだそうとしたときに捕まえられた上、説教までされた。






『はい、今日からお世話になります、早川です!』






と隣でたけるが挨拶をするので、私も慌てて





「佐藤です!」





と答えた。





「そうか、今救急に応援でほとんどの医師が出払っている。





君達も着替えて救急に向かってくれ。」





そういわれ、心臓が高鳴り始めた。






まさか今日入ってすぐに医者として何かするとは思ってもなかった。





医局長の言葉で、医局に残っていた一人の医師から、私たちにあらかじめ用意されていた白衣を渡され、更衣室を案内された。