未知の世界4


あれから毎日、家か図書館であの資料とにらめっこして、分からないところは持ってる大学の参考書を見て調べる、の繰り返し。





外に出て動くってことがなかったから、食事制限していてもお腹がそんなに空かないから、順調に食べることができた。






そしていよいよ明日から病院に勤める。







「かな、明日だな。





もう準備は大丈夫か?」





明日は普通の会社でいう入社式になるわけだから、スーツで病院に行く。






「はい。荷物の方は大丈夫です。」






「そっか。心の準備は?」





「考えれば考えるほど不安です。」






「そうだな、食欲がほとんどないみたいだし。」






幸治さんが私の食べかけの料理を見て言う。






「一週間前から、明日のことばかり考えちゃって、全然喉を通らないんです。」






「うん。見てると痩せてくから、よく分かるよ。






最近くびれがしっかりしてきたもんなぁ。」








へ?





幸治さん、顔がいやらしい・・・・・・。







「もうっ。そういうことを、突然言わないでくださいよ~。」












「ハハハ!






かな、可愛いっ。






明日が大変だから、今日は我慢しとかないとな。」






もう・・・・・・!!!






「でも、ちゃんと食べないと、逆に体力なくなって心臓に負担かけるし、医者は食べれる時にしっかり食べないとダメだぞ。」





と突然医者の顔の幸治さんに、ポッと顔が赤らむのがわかった。





「は、はい。」






それ以上見ることができず、俯く。







「明日は適度に緊張して頑張れよ。」





「はい。」






結局食事は喉を通らず、その日は早く寝ることにした。