未知の世界4


「で、結果なんだけどね。」





進藤先生が姿勢を正したので、私も正す。





やっぱりこれは逃げられないね。





「う~ん、たぶん疲れからだと思う。





飛行機にも乗ってるし、環境の違いもあるし。






それに美味しいものも食べてきたでしょ?」






そう、食事制限のある私だけど、新婚旅行中はだいぶ緩い食事をしていた。






旅行先ではいつものように、決められた食事はできないから。





できる限り頑張るということで、進藤先生から多少味の濃いものも許されてた。





あとは運動しないということだけど、あれは一体、運動に入るのか・・・・・・。





「まぁ、激しい運動もしたようだし。」






「へ?」






まさか・・・・・・。幸治さんに聞いた?






ニヤッと笑う進藤先生を見上げれば、






「体にそう書いてあった。」






なんて悪戯な顔で言う。





キャー!!!





だから言ったのにぃ!






私は耳まで真っ赤にして俯いた。







泣きたいよぉ・・・・・・。







「まぁまぁ。若いっていいねっ」







まだその話ぃ?







「冗談はここまでにして、







しばらくはしっかりと食事制限をしてね。







喘息は一週間に一回は病院に来て。







ここで働くまでそんなにないから、なるべくそこまでには万全の体調になってほしいから。






まぁ、毎日ここに来るようになれば、毎日吸入ができるからいいけど。」




    


その言葉を聞いて、全身に鳥肌が立った。






そっか・・・・・・。この病院は私のかかりつけ。






忙しいからって、吸入を避けるわけにはいかないんだ。






「はは、本当嫌いだねっ。」






難しい顔の進藤先生が、いつもの穏やかな顔に戻った。






それから、しばらくすると幸治さんが現れ、一緒に帰ることになった。