未知の世界4


はっ!!!






目を覚ますと、心電図の時にいた部屋ではなかった。





吸盤は外されて、その代わり腕には点滴が付けられていた。






「いつの間にっ!!!」






トイレに行こうとベッドから起き上がり、その勢いでベッドから降りた。






その瞬間っ、






ドタッ!!!






「あっ!」






目の前が歪んで見えたと思ったら、大きく床に転がってしまった。






シャッ!!!






カーテンか開き、看護師さんが入ってきた。






「あら、目覚めたのね。





大丈夫?たぶん貧血だと思うわ。






ゆっくり起きましょうね。」 






幸いにも点滴は抜けず、看護師さんに支えられたまま立ち上がった。





「あの、おトイレに・・・・・・それと、ここは?」







「ここは、処置室よ。






心電図の時に眠っていたみたいで、進藤先生が寝かせるようにって処置室を手配してくれたの。






ゆっくり眠れた?」






「はい、寝過ぎてボーっとしてます。」






「なら良かったわ。おトイレはこちらよ。」






そういわれ、看護師さんに近くのトイレに案内された。