翌朝、目を覚まし隣を見ると、幸治さんは既にいなかった。 リビングへ行くと、ちょうど家を出るところだった。 「おはよ。朝飯、作ってあるから。 今日はおふくろも来るし、ゆっくりしてろよ。」 「はい。ご飯ありがとうございます。」 私がそういうと、幸治さんは軽く手を挙げて、部屋を出て行った。 さて、今日は一日何して過ごそうかな。 お母さん、みえるんだった。