彼が私の服に手をかけようとした時
―〜♪〜♪〜♪
彼の電話がなった

「っ!!」

この音楽はあの子専用だ。

「…っ!ぁ…ゎ…すぐ…ゎ!!
杏、わりぃ、俺行くわ」

彼はそう言って私の前から去っていった
彼がいない教室で私は

「まってよ…、行かないで…」

そうつぶやいて涙を流した