私は城乃愛。

皆からはしろろんと呼ばれてる。

性格は明るくて優しいと言われる。

高校生活で彼氏でも出来たらいいなぁなんて考えてる。

私にはもう友達がいる。

M高校の新1年生グループでたくさん作った。

同じクラスになれたコもいたし、これからが楽しみ!

今日は疾風が話しかけてくると思うんだけど。。。

疾風の席の方を見ても全然行動を起こす気にならなそうに見えた。

窓の外を見てはスマホをいじるような程度。

周りのコと話しているようには見えなかった。

私は疾風にLINEをしてみた。

「話しかけてこないの?w」

「ちょい渋い...」

「疾風のタイミングに任せるよ!」

「わかった。」

廊下にあるロッカーに行き、カバンをしまっていた時だった。

「しろろん。」

突然、疾風に呼ばれてびっくりした。

まさか背後から言われるとは思って無かった。

「おぉ!疾風!よろしく!!つか、いきなり過ぎてまじびびったw」

「じゃあ、どうすれば、、、?」

「別にどうもこうもないけど。」

これが、私たちの始まりだった。