戦女神物語

20分後

「バカな!?月面駐留部隊が!?」

月面付近にワープしてきたシューマ達は驚きを隠せずに居た。

月面駐留部隊には精鋭で知られるAS部隊ムーンスターズが居たがその殆どが全滅していたのだ。

「少佐!俺達遊撃隊は先に出る!」

シューマはヘレナにそう言うと出撃準備に取りかかった。

遊撃隊…正式名称、ヴァルキュリャはシューマを隊長に二人のパイロットが配属されていた。

一人はサリア…もう一人は先の戦いで捕まえた捕虜で名前をミハイルと言う。

「分かったわ。でも、その…」

ヘレナを始め皆はミハイルを疑っていた。

ミハイルは理由は不明だがヴァルキュリャ隊に志願した。
その措置として裏切りを防止するために首には遠隔式の爆弾が取り付けられていた。

「分かっている!ミハイル!変な真似はするなよ?」

シューマはミハイルに念を押す。

「あぁ…」

ミハイルは短く返事をするとヴァルキュリアのコックピットの上からプラグを伸ばし頭髪で隠れていた接続口に差し込んだ。

(ティアレ人の一部は産まれながらに機械と接続できる能力を持つものが居るらしいが眉唾物だな…。)

「悪くない機体だな…。」

ミハイルはそう言うと機体のチェックを始めた。

「悠長な!」

サリアが怒鳴るとミハイルはしれっと返答をする。

「爆弾でも仕掛けられていては困る。こんな、アクセサリーは首にだけで充分だ…。」

「お前たちそこまでだ。行くぞ!」

シューマは二人を止めた後、出撃する。