地球圏統一国家の兵士、シューマ少尉は新惑星へ向かう調査団の一員の護衛として派遣された。

当初は楽に終わると思われていた。

しかし…


「友軍機の被害は!?」

シューマは敵部隊を撃退した後、部下に聞いた。

「被害は35%です!しかし、残存機の多くが弾薬が底を尽き掛けています!」

調査団は突如謎の人型兵器からの奇襲を受けて壊滅…護衛に出ていたシューマ達は同じく人型兵器AS(アーマードスーツ)にて待機していた為、難を逃れ撃墜された母艦から緊急発進し迎撃に出たのだ。

「後方に待機している艦隊と合流する!各機後退するぞ!」

「少尉!!また、敵です!」

後退中シューマ達は再び敵の襲撃を受けた。

「落ち着け!迎撃するぞ!」

味方機が敵機にマシンガンを放った。

しかし、敵機の機敏な機動性の前に避けられる。

「くそ!速い!」

「落ち着け!!」

シューマは味方が狙った敵機をマシンガンで撃ち抜いた。

「ロックオンなんか意味ない!セーフティー照準で狙え!」

部下に言うと更に2機を撃ち抜く。

「は、はい!」

部下達はそれに習いロックオンを解除し反撃に出た。

(くそっ!殆どが新米で此方は旧式の機体と来た!せめて後方の艦隊の最新鋭機が来れば…。)

シューマはいつ終わるか分からない戦いを続けた。

「後…何機だ?」

どれくらい戦ったかは分からない…