誰だって泣きたいと思うときがある。


感動するような話を読んだとき。


ボールが顔に当たったとき。


身近な人が死んだとき。


でも、どんなときでも私は泣きたいとは思わなかった。




ただ、ひたすらに人が殺したかった。