その日も、部活に出る。朝菜なんかに負けるもんか。泳いでる時、今朝蹴られたお腹が痛んだけど、気にしない、気にしない!ぐんぐんと進んでいく。手応えアリ!
パンッ
頬に痛みが走る。リターンして戻ってきた朝菜が、あたしの頬を叩いたんだ。しかも、コーチにバレないように。あたしは、あまりの痛みに泳げなくなる。あいつ・・・。手に針でも仕込んでた!?そう思うくらい痛くて。
「先輩っ!?」
後輩たちが、慌ててあたしをプールサイドにあげる。
「あ・・・ありがとう・・・」
「お礼なんていいですから・・・!あれ、先輩、ほっぺた赤くなってますよ?」
「あ・・・、これは」
チャンスだと思い、朝菜たちによるイジメを伝えようとする。その瞬間、
「あーっ。コーチ言ってたよぉ!リターン5周だってぇ」
朝菜の声に、みんなが反応する。
「うそっ!すいません先輩、休んでてくださいね!」
あ・・・、朝菜のやつ・・・。
許さない。
家に帰り、パソコンを開く。どうせいじめられるなら、また書き込んでやろうか。すると、前書き込んだ悪口に、返信が来ていた。
『匿名:嫌人除去法』
「けんじんじょきょほう?」
なにそれ。このひと、頭おかしいんじゃないの。早速返信する。
『ニーナ:嫌人除去法ってなんですか?』
すぐに返事が来た。それを読み、どきりとした。
『匿名:そいつ、消せます。誰が消したいんですか?』
そんなんでいいのだろうか?そもそも、そんなことあるわけないし、もし仮にあったとして、同姓同名もいるのではないか?
『ニーナ:田口朝菜』
まあ、送ってみよう。別に、知らない人が死のうが、どーでもいいし、興味無い。
『匿名:了解』
パンッ
頬に痛みが走る。リターンして戻ってきた朝菜が、あたしの頬を叩いたんだ。しかも、コーチにバレないように。あたしは、あまりの痛みに泳げなくなる。あいつ・・・。手に針でも仕込んでた!?そう思うくらい痛くて。
「先輩っ!?」
後輩たちが、慌ててあたしをプールサイドにあげる。
「あ・・・ありがとう・・・」
「お礼なんていいですから・・・!あれ、先輩、ほっぺた赤くなってますよ?」
「あ・・・、これは」
チャンスだと思い、朝菜たちによるイジメを伝えようとする。その瞬間、
「あーっ。コーチ言ってたよぉ!リターン5周だってぇ」
朝菜の声に、みんなが反応する。
「うそっ!すいません先輩、休んでてくださいね!」
あ・・・、朝菜のやつ・・・。
許さない。
家に帰り、パソコンを開く。どうせいじめられるなら、また書き込んでやろうか。すると、前書き込んだ悪口に、返信が来ていた。
『匿名:嫌人除去法』
「けんじんじょきょほう?」
なにそれ。このひと、頭おかしいんじゃないの。早速返信する。
『ニーナ:嫌人除去法ってなんですか?』
すぐに返事が来た。それを読み、どきりとした。
『匿名:そいつ、消せます。誰が消したいんですか?』
そんなんでいいのだろうか?そもそも、そんなことあるわけないし、もし仮にあったとして、同姓同名もいるのではないか?
『ニーナ:田口朝菜』
まあ、送ってみよう。別に、知らない人が死のうが、どーでもいいし、興味無い。
『匿名:了解』



