嫌人除去法

目の前に立つ、モヤモヤとした霧のようなモノ。これが、『匿名』なのだろう。
あたしは今まで、1000人の人達を殺してきた。
ということは、つまり。
1000人もの人達、いや、それ以上の人達に、恨まれていたということなんだ・・・。
朦朧とする意識の中、あたしはただひたすら、思っていた。
(あたしに恨みを買った人が、嫌人除去法を知ってあたしを殺した。それはしょうがないのかもしれない。でも。必ず。
生まれ変わって、そいつを消してやる)
そしてやがて、あたしの意識は完全にシャットダウンした。
*End*