嫌人除去法

家に帰り、パソコンを見る。メールが1件来ている。
『匿名:任務完了』
やった!やっぱり、この人のおかげで死んでくれたんだぁ。物騒だけど、言うね、朝菜?
死んでくれてありがとう。

でも、結局あたしがいじめられるんじゃ意味がない。あたしは、返信した。
『ニーナ:もう一人頼んでいいですか』
『匿名:OK』
『ニーナ:川北多満子』
川北多満子というのは、朝菜の取り巻きだ。そして、朝菜の次にムカつく相手。
『匿名:了解』
よし。明日が楽しみだなぁ・・・。

教室に入る。あれ?だれも何もしてこない。いつもなら、アザくらい、出来てる時間なのに。
「・・・ねえ、あんた」
・・・朝菜の取り巻き?よく見ると多満子がいない。
「おねがい、もうやめてくんない?」
「は?なんのこと?」
「うちらのこと、殺すのあんたなんでしょ?朝菜と・・・多満子殺したのって」
厳密には、あたしじゃないけどね。あたしはすっくと立ち上がり、言った。
「記憶にない。そもそも、あたしが殺ったっていう証拠はどこにあんの?」
取り巻きたちは黙る。どーせ、朝菜たちが心配なんじゃなくて、次自分が殺されるのが怖いんでしょ?
「それに、あたしのこと散々いじめておいて、助けてください、なんて、言わないよね?あたしにどうこう出来るわけじゃないけどさ。」
ほんとは出来るけどね。あたしの気分次第で 笑
そんなことを思って、思わずフフフと笑ってしまう。取り巻きたちは怪訝そうな顔をした。
「いいよ。守って欲しいなら、水泳部に入りなよ」
ただ、あたしの速さを知って欲しいだけだけどね!