頑張らなくて良いんだよ

そのあと、皆で盛り上がった。


そして、二人は帰るとき。



「唯ちゃん、次は女子会しようね」


「うん」




「学、風邪治ったからって無理すんなよ」


「はい、はい」






「バイバイ」


「じゃあな」



二人は帰って行った。





「帰っちゃったね」


「そうだね」




リビングのソファに座った。



「唯、僕の事、好き?」


「えっ……、うん、好き」


「良かった」



唯の肩におでこを乗せた。



「唯に嫌いって言われたときはどうしよう
かと思った。

でも、元はと言えば、雪君が秘密に
しといてくれって言うからで、

夏々美ちゃんだって、唯にずっと
会いたいって言ってたのに……」


「でも、私と夏々美ちゃんが仲良くなると
箕島君といる時間が少なくなるから、
じゃないかな?」


「あぁ、雪君、嫉妬深いから。
少しでも長く、居たいみたいだし、
ねぇ……」



学が私の顔を見ながら、



「唯は、夏々美ちゃんに嫉妬した?」


「そりゃ、勘違いだったけど、
告白されてるように見えたから……。

夏々美ちゃん、綺麗だから、
あの子の方が良いんだと思ったら」


「そっか、凄い嬉しい」


「えっ、重いとかウザいとか思わないの」


「嫉妬って、その人の事を想ってないと
出来ないんだよ。

だから、唯が僕の事を想ってくれて、
嫉妬してくれるのが嬉しい」



私は、どんどん学に溺れていく。


好き、好きと思うたび、想いが溢れてくる。



「学、大好き」


「唯」



学の口にキスをした。



「唯からしてくれるなんて、初めてだね」


「学が私の初めて全部貰ってね」


「唯、それは、大胆すぎ」


「私の初めて全部あげるから、
学はもう少し私を頼ってよ。

泣きたいときは泣いていいんだよ。

辛いときにも嬉しいときも居るから、

頑張らなくて良いんだよ。

そのままの学が好きだから」


「唯、ありがとう」


「何処にも、行ったりしないから」


「うん、僕も唯の側に居るよ」



二人は深く深くキスをした。










二人の愛はこれからも育まれていく。