好きだと言う前に

「え、あ、はい…!」


「金額明細はそのうち届きます、お父様ありがとう。」


お礼を言うと、お父様はにっこりと笑った。


「えーっと、君、みかんちゃんの相手よろしくね。」


「…あ、えっと、わかり、ました。」


とぎれとぎれに返事をし、彼は俯いた。


「…じゃあ、部屋に行こうか。」


「は、い。」


お父様に挨拶をして、私はその場を後にした。