ーー私には夢も希望もない。



何も取り柄がない平凡な高校3年生。


ちなみにいうまでもなく受験生。


見えない将来に不安を抱きつつ苦手な勉強を続け、なんとか真ん中の成績を保っている。


人付き合いも苦手。


自分に自信がなくて人との付き合いを遮断してたら友達がいなくなった。


学校は居づらくて毎日街にある図書館へ勉強しに行っている。


なんの楽しみもなく淡々と過ぎる日々を眺めているような状態の私に、色付いた毎日をくれたのはあなた。



ーーねぇ、私は今、あなたのことを幸せにできていますか?