変なことを言って良い日


「私のお婿さんになってください」

私は、一瞬固まった。

琉も、目をまるくしている。

そう、私は…台詞を間違えた。

私の心臓は、緊張と台詞を間違えた事に、バクバクと体の中でなっている。

頭の中が、ぐるぐるとなってくる。

頭が混乱しているのだ。

「イヤ!違うんだよ!?間違えたの!
本当は!そのっ…っ!ホントウハ、」

顔が熱い。多分、顔が真っ赤になっているんだろう。

すると、琉の手が私の腕をつかむ。

そして、私を抱き寄せた。

「ねぇ、良子…今日なんの日か知ってる?」

そう琉は、私に問いかける。

「し、知らない。」

私は、嘘をついてみた。

「良子…顔上げて?」

琉は、腕に力を少し込め始めた。
痛いほどではないけど、優しく、強く
抱きしめた。

「好き…ずっと伝えられなかった。
伝えたかった。でも、この関係が壊れたらって、思ったら怖くて…」

琉は、抱きしめたまま呟いた。