ガターンゴトーン

電車に揺られているとトンッ肩に何かを感じた。フサフサ…ミルクティー色の何かが私の頬を撫でた。隣を見ると・・・えぇ???うそうそ!!あ、あああおいくん???

スースー…規則正しい寝息が聴こえる

私の胸はもうドキドキして心臓が口から出そうだった。

学校の近くの駅についた

「あ、蒼衣くん?起きて着いたよ??」

私はそっと呼びかけて肩をとんとんっとたたいた。

「んっごめん。俺寝てた?」

「うん。降りよ??」

そう言って二人で電車を降りた。

はぁぁ。。危なかった。緊張しすぎて死ぬかと思った。

まだドキドキしている胸を抑えながらわたしは蒼衣くんの隣を歩いた。