キミを好きになって…


ポカポカの体育館で聞く校長先生の長い話は子守唄のようで私はウトウトしているうちに眠ってしまった。

「あいり!あいり!」
んっ…後ろにいた星那に起こしてもらって
ハッとした。周りに座ってた人たちにクスクス笑われていて恥ずかしかった

うわぁ。。やっちゃったぁ。。

顔を真っ赤にしながら教室に戻り先生の話しを聞いて自己紹介などをして今日はお開きとなった。

「あいりー、カフェでケーキ食べてかえろー?」

わたしは、うんと頷き聖那と一緒に学校をでて近くのカフェに入った

「聖那はなににするのー?」
「んー、あいりはー?」
「あたしはフルーツタルト」
「じゃあ、うちはチョコケーキにする!」

ケーキがくるまでのあいだいろんな話をした。

「へー、じゃあ愛理の家はここからちかいんだね!今度遊びに行きたい!」
聖那と話してると頼んでたケーキが来た

「フルーツタルトとチョコケーキになります」

「「わぁー、おいしそう!!」」

2人でケーキを食べて帰ろうとしたとき

ドンッ

「いったぁーい」
「ご、ごめん」
ドキッ

これがキミとの出会いだった。

「ごめんな?ケガない??」
「あいりー?大丈夫?」

「うん、へいきへいき!」

「ほんとゴメン」
「こっちこそごめんなさい」

お互い謝って私たちはカフェを出た