次の日からわたしと蒼衣くんの勉強会が始まった。
「ここもちがう。あとここも。あっそこも!ちゃんと授業うけてるの??」
蒼衣くんが冷たい目で私を見ながら言った。
「えーーんわかんないよーもぉーむりぃぃぃぃ」
「こんなのも解んないの?」
呆れながら笑う蒼衣くん
「もーやだ。やらない!!」
「んー。じゃあこうしよう。勉強頑張ってテストで全教科平均点超えたら何でも言うこと聞いてやる」
「ほんとに?何でも聞いてくれる?」
そう言うとおう。といいながらニコッと笑ってくれた。
「よーーーーし!がんばるぞっっ」
「プッ単純なやつだな」
いいんだもん。単純でもなんでも!!
そう思いながら勉強をがんばった。
