「ヤったのかよ!?!!」
「ッやめ、」
首を振って否定をしてるのに葉月は私に覆い被さり、確かめるように服を無理やり剥がしていく。
抵抗しようと暴れる私の手を床に縫い付け、黙ってろと言わんばかりに顔を殴られた。
もう涙でぐちゃぐちゃで、この現状にすらついていかれない。
服も下着も剥ぎ取られて葉月は力任せに胸を鷲掴み、唇を押し付けてくる。
舌が口内を犯し、顔を逸らすけど空いてる手で顎を拘束され、言葉にならない「やめて」の言葉がくぐもり部屋に木霊する。
さっき葉月が打ち付けた携帯は環とさっき繋がってた。
通話は切れてないかもしれない。
こんなのヤダ。こんなの間違ってる。
通話が切れてることを願うことしかできなくて、抵抗する私の中に有無を言わさず、葉月自身のものがねじりこまれた。
殴られた頬も蹴られたお腹も痛いけど、一番心が苦しくて。
律動を繰り返し葉月のものがぶつけられるたびに、私の心が一つ、また一つと、削られていく。
このまま削られていってなくなってしまうような、私たちの確かにあったそれが死んでしまうような、そんな感覚。
「は、づき」

